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DELL Vostro 1000/Inspiron 1501 CPUファン掃除 分解


6月も終わりのころ、使用していたDELLのvostro1000が、突然落ちた・・・
再度電源を押しても起動しない。

「こ、壊れた」と一瞬あせったが、無事(?)数分後に起動、
暖かくなってきたし、もしかしたら熱暴走か?と温度計で測ってみると、
起動させただけで65度あたり、ちょっと負荷を加えるとすぐ70後半まで上がってしまう。

前々からファンに埃がたまるので、分解清掃は必須だといろいろな所で見たことはあるが
どうも同じ状況のようなので分解し掃除することにした。

(ちなみに去年の5月頃買ったので、ほぼ1年使用)

Vostro 1000は会社などの法人向けへの販売、Inspiron 1501は家庭・個人向けの販売で、
中身自体はほぼ一緒です。

 注意事項

お決まりごとではございますが、パソコンの分解は自己責任です。
失敗しても当方ではどうすることもできません。

また、メーカー保証が受けられなくなる可能性もあります。


1、準備

精密ドライバー 必須・100均程度でもOK
先が磁石のドライバー  あったら便利程度

バッテリーを外しておく

静電気の除去 パソコンを開けるときは忘れないで。 ドアノブに触る、手を洗うなど

2、キーボードを外す


の箇所からカバーを外す 手でいけるかもしれませんが、結構硬いので
 マイナスドライバーを使う場合はテープを巻くなりして、本体を傷めないように

 (プラスチックが割れそうで怖い、慎重かつ大胆に!)



赤○がキーボードを留めるネジなので外す。
次にキーボード本体だが、黄○のツメではまっているので、
ちょっと弓なりにする感じで曲げて(しなるくらいには柔らかい)ツメからはずし上方向へずらす。
(コードがあるので、勢い余ってちぎらないように)



キーボードをずらすと、キーボードを繋ぐ端子(赤○)があるので、
黒い留めを手前に起こすと、外れます。

注意!普通のコネクターだと思って上方向に黒い所ごと外そうとしてはダメです。
  最初やりかけました・・・ あぶない、あぶない)

黄○はタッチパッドの配線なので、これもいずれ外さないといけないので
もう今のうちに外しておきましょう。

以上でキーボードは本体から分離できます。


3、液晶画面を外す


黄○は上に引っこ抜く(1箇所ネジ)で、簡単に外れます。

赤○はヒンジのネジですが、ちょっと注意が必要です。(下記参照)
  (画像ではすでに外れています)



表・側面・底面の片側3箇所(計6箇所)で、画面のヒンジは留まっていますが、
たとえば、側・底面4箇所を外して、画面を開いたりすると、留まっている箇所が少ない
(2個上の画像の2箇所だけ)ため、本体のプラスチックなどに負荷がかかると思います。

先に底面2箇所を外し、画面を開いたのち残り4箇所を外したり、
本体を横に向けて(画面を開いたまま)6箇所外すなりしたほうが良いと思われます。

また側面のネジは、隠されています。 表にカバーっぽいものが
粘着でくっついているだけなので、マイナスなどで軽くこじればネジが出てきます。

以上で、液晶画面がぽこっと外れます。


4、本体カバーを外す


底面から、かたっぱしからネジを外します。

青○はすでに外れていますね、メモリ部分のネジもそのままで大丈夫です。

たぶんHDDやDVDなんかも、そのままでいけそうですが、当方はすべて外しました。

もし外すなら、HDDはHDDマークのあるネジ2本を外して、横に引き抜く。
DVDは黄○横のネジを外し、マイナスなどで右方向に黄○のくぼみを押すと外れます。


ネジを全部外したら、表に向けて、


赤○のネジを回す(忘れそうな箇所です、というか私は忘れてました・・・汗)
これは本体に残るタイプのネジなので、外れはしません。

これで本体上部分がカパッと外れるはずです。
(一部ツメで留まっていますが、それほど力はいらないはずです)

コツとしては、前(スピーカーの方)からではなく、後ろの方(モニターとかLANのある方)
から外した方が外しやすかったです。

どうも外れないなと思ったら、ネジを全部外しているかよく確認してください。
見落としている箇所があるかもしれません。

以上で、上カバーが外れました。


5、ファンの掃除 いよいよラスト^^

ここまでくれば説明の必要も無いとは思いますが・・・


赤○2箇所でファンが留まっています。  (これだけです(笑))

ファンを外すと感動のフィナーレが!!


見てくださいこの埃、なんかスポンジみたいで、初めからあったかのごとく


掃除機で吸い取りました。
(吸い取った後の画像はとり忘れました・・・)


さて、あとは来た道を戻るだけです。
(でも気を抜かないで、「帰るまでが遠足です」と、よく言われました)

ファン清掃後は負荷をかけてもだいたい50度前半で安定しています。
年に一度、気温の高くなる5・6月頃には必ず掃除したほうが良さそうです。

また、ここまで開けれれば、CPU交換なんかも挑戦できそうです。
 
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